バスケ

ミニバス監督と保護者の問題──「上級生だけ試合に出して強化してください」に思うこと

2025年4月27日

こんにちは

今日は、ミニバス(小学生バスケ)を

指導しているときに避けて通れない

保護者との難しい

問題について書きます

テーマは

上級生だけ試合に出して

チームを強化してください

という保護者からの要望について

実際これ

ミニバスではけっこう

頻繁に起こる話なんですよね。

保護者の気持ちは痛いほどわかる

まず最初に

私は保護者の気持ちを否定したくありません

指導で悩んだらこの本

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  • 最後の大会で勝たせてあげたい
  • 6年生にとっては小学校生活最後
  • チームとしてできる限り良い成績を

そんな思いがあるのは

本当にわかります

ミニバスは「小学生最後の思い出」

になる子も多い。

親として

我が子に最高の瞬間を経験させてあげたい

その気持ちは当然だと思います。

でも

指導者が見ている景色は違う

監督としてコートに立つ立場から言うと

「今だけ」

じゃなく

「その子たちの未来」

も考えて指導している

ということを分かってほしいんです

確かに

上級生だけで試合を回せば

目先の勝率は上がるかもしれません。

でも、そうすると

下級生はずっとベンチに

座ったままになってしまう。

JBAバスケ指導本

 

経験のない下級生たちは

次の代になったときに

「試合の空気がわからない」

「プレッシャーの中で動けない」

そんな状態になり

チーム全体が一気に弱体化する

リスクを抱えます

短期的な勝利を優先するか

長期的な育成を優先するか

指導者は、常にそのはざまで悩みながら

判断しています

「強いチーム=育成もできるチーム」

ミニバスの理想は

上級生も下級生も

少しずつ試合経験を積ませながら

チームを育てることだと思っています

6年生には主力として

責任あるプレーをしてもらう

同時に、5年生、4年生にも

「少しでもいいから試合に立たせる」

ことで

将来のエースやキャプテン候補を育てる

育成を無視して勝ちだけを

取りに行くチームは

一時的には強く見えても

代が替わった瞬間にガタガタになります

それでは、長く強いチームは作れません。

保護者とのすれ違いを防ぐために

じゃあどうすればいいのか?

やっぱり大事なのは

「チームの方針を事前にしっかり伝えること」

これに尽きると思います

  • うちは勝利も目指すが、育成も重視する
  • 全員に出場機会を与える方針でやる
  • だから勝ち負けだけで評価しない

このスタンスを監督・コーチから保護者へ

きちんと伝える。

そして

シーズンを通してブレずに行動する。

もちろん

どうしても不満が出る場面はあるでしょう

でも「なぜその起用なのか」ちゃんと

説明できれば

理解してもらえる可能性は高くなります

最後に

「上級生を強化してほしい」

という保護者の声

私は決して悪だとは思っていません

それだけ

子どもたちに懸ける想いが

強いんだと思うからです

ただ、監督としては、

いまじゃなく

子どもたちの成長と未来を見据えて

チームを導いていきたいと思っています

勝ちたい気持ちも、育てたい気持ちも

どちらも本気です。

ミニバスに関わるすべての人たちが

少しでもお互いの立場や

想いを尊重できたらいいなと思います

ここまで読んでいただき

ありがとうございました。

あなたの子供がバスケをはじめたらコレ

 

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