バスケ

【実話】「我が子ファースト」保護者がチームを壊す瞬間

ミニバスのコーチをしていると、どんなに子どもたちが一生懸命でも、

その努力をかき消してしまう“ある存在”に出会うことがあります。

それが「我が子ファースト」の保護者です。


チームを“我が子のための場所”だと思い込む人たち

チームは、子どもたち全員が成長するための場所です。
しかし一部の保護者は、

「うちの子が試合に出られないのはおかしい」

「もっと出してあげて」

と自分の子ども中心に考えてしまう。

その結果、チーム全体の雰囲気が悪くなり、子どもたちの関係にも影響を及ぼします。

コーチから見れば、

チームは“みんなで成長する場所”
特別扱いも、えこひいきもいりません。

努力した分だけチャンスを与える

それが本当のチームの姿です。


「努力を評価する」ことの大切さ

ミニバスは、単なる勝ち負けの世界ではありません。
練習を重ね、自分を磨き、仲間を信じてプレーする。

その中で子どもたちは、技術だけでなく「人としての成長」をしていきます。

だからこそ、親が結果だけを求めすぎると、
子ども自身が努力をやめてしまうことがあるのです。
「どうせ出してもらえない」

「親が怒ってるからつらい」

そんな気持ちが、子どもの成長を止めてしまうこともあります。


“我が子ファースト”がもたらすチーム崩壊

チーム内のトラブルの多くは、実は子どもよりも“大人同士”の問題です

陰口、LINEでの不満、うわさ話…。
中には、コーチに直接暴言を吐くようなケースもあります。

残念ながら、その多くは“我が子ファースト”の発想から生まれています。

子どもは親の背中を見ています。
大人がフェアでなければ、子どももフェアにはなれません。

だからこそ、保護者も「チームの一員」として、子どもたちと一緒に成長していく姿勢が大切です。


最後に伝えたいこと

バスケットボールはチームスポーツ
勝つために必要なのは、技術や体力だけではありません

思いやり・協力・尊重
それを教えるのが、指導者の役目であり、支えるのが保護者の役目です。

“我が子ファースト”ではなく、

“チームファースト”

その考え方が広がれば、子どもたちの笑顔はもっと輝くはずです。

 

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